子どもに勉強をさせる時、「ここで頑張れば○○だから」という言葉をかける親が多いのではないでしょうか。
就学前の子には「ここで頑張っておけば小学校に入学してから楽だから。」
低学年の子には「ここで頑張っておけば高学年で困らないから。」
高学年の子には「中高一貫校なら高校受験がなくて楽だから。」
「私立に行っておけば大学受験が楽だから。」
中学生には「ここで頑張れば高校に入ったらゆっくりできるから。」
高校生には「ここで頑張って大学に入れば自由な時間が増えるから。」
大学生には「安定した企業に入れば安心だから」「公務員になれば安定しているから」
その通りになっている人のほうが少ないのではないでしょうか。
非正規社員の人は「正社員になったら」
子育て中の人は「子どもが大きくなったら」
働き盛りの人は「定年したら第二の人生を…」
いいえ、人生に第二も第三もありません。
第一の人生しかありません。
似たようなものを良くネットで見かけますが、
人生を終える時に人が後悔することだそうです。
~人が人生を終える時に後悔する20の項目~
①他人がどう思うか気にしなければ良かった
②幸せをもっとかみ締めて生きるべきだった
③もっと他人のために尽くせばよかった
④くよくよと悩まなければよかった
⑤家族ともっと時間を過ごせばよかった
⑥もっと人に優しい言葉をかけていればよかった
⑦あんなに不安を抱えながら生きるべきではなかった
⑧もっと時間があれば・・・
⑨もっと思い切って冒険すればよかった
⑩自分を大切にすればよかった
⑪他人の言う事よりも自分の直感を信じればよかった
⑫もっと旅をすればよかった
⑫もっとたくさん恋愛をすればよかった
⑭もっと一瞬一秒を大事に過ごせばよかった
⑮子どもたちに好きな事をさせてやればよかった
⑯言い争いなどしなければよかった
⑰もっと自分の情熱に従うべきだった
⑱もっと自分のために頑張ればよかった
⑲もっと自分の本音を言うべきだった
⑳もっと目標を達成すればよかった
自分自身もそうですが、子どもにこのような思いをさせたくはありませんよね。
勉強も楽しめる、受験も楽しめる、困難も楽しめる、変化の激しい時代にその変化すら楽しめる、自分が変わることを楽しめる、そんな子に育てましょうよ。
だから、どんぐりなんですよね。
学校の勉強でいい成績をとることなんておまけなんです。
楽しそうな子、いつも面白そうな子、そういう風に育てましょうよ。
さらにおまけとして、賢くなるからそれはそれでありがたく頂戴して。
だから親が人生を楽しんでいる姿を見せてあげましょう。
毎日が楽しい、子どもといる時間が楽しい、家族といる時間が楽しい、趣味が楽しい、仕事が楽しい(これはちょっと難しいかも)、生きていることが楽しい、そういう姿を見せてあげましょうね。
私が個人的に心がけているのはこんな感じです。
後悔しないために、毎日を精一杯、自分に正直に生きる。
息子たちにそう生きてほしいから、そう生きることにしています。
お金をもらってもやりたくないことはやらない。
お金をもらえなくてもやりたいことをやる。
組織や世の中の倫理観ではなく自分の倫理観で生きる。