「これをなめると健康になるんですよ。」と言われて飴玉を子どもに舐めさせたら、
30人中 5人が「美味しい」と言った。
30人中 5人が「変わった味」と言った。
30人中 10人が舌がしびれて「うぇ」と吐き出した。
30人中 10人が頑張って飲んだら「お腹が痛い」と訴えた。
これはどう考えても「飴玉」に問題がある。
でも「計算ドリル・プリント」になると
「頭が痛い」
「頭が割れる」
「頭がおかしくなる」
「もうやだ!!」
「気が狂う!!」
と子どもたちがどれほど訴えてもやらせる。
その結果、子どもが暴力的になり、義務教育の内容程度がわからなくなり、言われたことを盲目的にただこなすようになり、笑顔が減り、学ぶことを拒絶し、中学でごっそり落ちこぼれていく。
それでも、
「まだたりない」
「もっと反復させないと」
と頭のおかしなことを言い続ける。
だれもその「飴玉」に問題があるとは思わない。
現場にいるのが「美味しい」「変わった味」と感じた、まともな味覚を潰された人たちと、「飴玉」を飲んだことがことがない人たちばかりだからわからない。
親は私も飲んだんだから飲みなさい! が多い。
私も飲まされたけど、あれは良くない。
「だから飲んではいけない」という人は少ない。