以前、度重なる虐待を受けていた5歳女児が死亡し、女児の両親が逮捕された事件がありました。2018年のことなのでまだ覚えている方もいると思います。
事件発覚時、アパート内の結愛ちゃんが一人で寝起きしていた部屋からは、「うそをつかない」「きちんと返事をする」などと生活ルールが書かれた複数の張り紙が見つかったという。
朝四時には起きるよう強いられ、かけ算の九九の練習などをさせられていたといい、「一回も間違えずに言えるように練習する」とも書かれていた。一部の張り紙からは、結愛ちゃんの血痕も見つかった。
引用元:https://www.tokyo-np.co.jp/article/19587
とても残念で悲しい事件で胸が痛みます。
このタイトルと記事の内容からすると、朝4時に起こして九九(やひらがな)の練習をさせることが、一般的におかしいことという印象を受けました。
もちろん私はおかしいと思いますが、一般的にもおかしいのですね。
でも
5歳どころか3歳から勉強をさせている人、
朝5時からの朝学習を喜々としてブログに書いている人、
放課後に遊びに行かせずに毎日勉強させる人、
宿題が終わらないと遊ばせない、食事をさせない人、
放課後に遊びに行かせずに毎日習い事に行かせる人、
子どもを怒鳴って勉強をさせている人、
子どもが泣いても勉強をさせている人、
宿題、中受の為に小学生に夜遅くまで勉強させている人、
そんな人たちが世の中にはたくさんいて、結構堂々としているように思います。
子どもが健全に育つために必要な、子ども自身の時間を奪っていることに違いはないと思いますけど。
『本人の希望で』というのでしょうけど。
想像ですが、この子の親も「本人の希望で」「本人がやりたがるから」「何も言わなくてもやる」というようなことを言っていたでしょう。
食事を1日1食しか与えない、冷水を浴びせる、手を出すなどと言った物理的な虐待が肉体的・精神的に生きる活力を削ったのは間違いありません。
でも勉強がらみの部分は朝か夕方か夜かの違いだけで、他は何が違うんでしょう。
学校の理を家庭にいれるとおかしくなります。
量と質の問題もありますけど、学校を毎日リセットするためにも宿題はさせない方が良いと思います。
私は子どもの代わりに宿題を13年間やりました。
どうも軽く考えている人が多いですね。