塾を始めた頃に先輩塾長たちに頂いたアドバイスは「塾の経営」を考えると、とてもありがたいものでした。
●週1回で成績なんて上がらないから預かってはダメ。親はたった1回でも塾に通わせたら成績を上げて当然だと思っているから、成績が上がらないと悪口を言いふらす。
●教科書準拠の教材は賢くはならないけど、繰り返せば点数は上がるから外さないほうがいい。
●準拠ではない力がつく教材はあるけど、学力も点数も平行して上げるのは難しいからやめておいた方がいい。経験を積んでからにしたらいい。
●成績が上がらなくてもお母さんとしっかりコミュニケーションをとっていれば辞められない。塾は子どもと親それぞれがお客さんだが、お金を出す方を抑えておくこと。
●最初は弟や妹を格安(1000円位)で預かってしまえば、人気がある塾に見えるし、上の子の成績が上がらなくても下の子を預けている負い目があるから辞められない。
●小さいうちから預かって、塾に通うのが当たり前にしておくんだよ。
●宿題をたくさん出しておけば、やらない子の成績が上がらない時に言い訳になる。
●子どもたちに過去の定期テストの問題を全部持ってこさせて、それを集めて次の子たちに対策テストとして繰り返しやらせるといいよ。
●中3では毎日塾に来るのが当たり前の運営にしておけば、月に5万はとれるから経営が楽。「最後だからやれるだけやりましょう」と言えば、受験生の親はいくらでも出すから。
●いたらマイナスになる子は早めに切り捨てないと、あいつが通っている塾、と悪い噂が立って人が来なくなる。
でも、結果として正反対のことをやっています(苦笑)
企業で見てきた、高学歴の指示待ち人間に危機感を持って始めた塾だったから、自分がそういう人間を育てるわけにはいかなかったというのもあるけれど、きっと天邪鬼なんでしょう。
点数あがりました、頭は良くなりません、他人への依存度があがりました!
では意味がないと思っているんだけど、そう思ってくれる親が少ないことが悩み。
テスト・成績を前にすると仕方がないか。
成績も上げて、学力も上げてくれる塾は探せばあると思いますよ。
こだわりの個人塾を探せばチラホラは。
大手は売り上げ目標を持たされるから、必要ない講座でも必要ないテキストでも売ってやらせてをしないといけないのは宿命でしょうから。
以前、1年ほど在席した卒業生が半年で過労で倒れました。
さらにどんぐり倶楽部のHPから 塾の営業マニュアル