日常生活では、お手伝いをしてもらう機会を増やすのがいいでしょう。
料理や買い物の中には学校で習うことを体験する機会が沢山あります。
例えば、味噌汁の豆腐を切ることだって算数とながっているのです。
豆腐に縦に包丁を3回入れて4等分して、それを横から2回包丁を入れて3等分する。
そうすると、豆腐は12等分になりますね。
この中には分数、通分の要素が入っています。
1/4 と 1/3 ⇒ 3/12 と 4/12
学校の授業を理解するのにも役立ちますし、深く理解すれば応用がきくのでこんな問題を自力で解けるようにもなります。
<S2級-98>★★★★★
何でも大盛食堂の「特大お好み焼き」をリンちゃんが1人で食べると20分かかります。同じ「特大お好み焼き」をアンちゃん1人で食べると30分かかります。今日は2人で協力して1つの「特大お好み焼き」を一緒に食べるとすると何分かかりますか。
中学受験算数でいうところの「仕事算」というやつです。
長男が小3の頃に初挑戦したときは答えまでたどり着きませんでしたが、小5で再挑戦した時にはすんなり道筋がみえたようです。
子どもには誰でもこのような力が備わっています。
先取り学習やパターン学習で潰してしまうのは、もったいないとは思いませんか?
”問題” を教わって解くことと、教わらないで解くこと、この違いは子どもの成長に大きく影響します。
何でもやり方を教わらないとやろうとしない指示待ち人間に育ててしまったら大変なことになりますからね。
日常生活では、お手伝いを増やしたり、生活スタイルを変えることで様々な体験ができます。
しかし、現代の子どもたちを取り巻く環境をみてみると、それだけではとても足りません。