時間がない時でもすぐに終わるお手軽なトランプ遊びと言えば、 ”スピード” です。
楽しみながら ”数” に強くなっていきますので、幼稚園児~低学年の子にお勧めです。
やり方はとても簡単です。
①赤(ハートとダイヤ)と黒(スペードとクローバー)に分け、一組ずつ持つ。
②カードをよくきり、相手に渡す。(手札)
③4枚のカードを表にして自分の前に置く(場札)
④「スピード」の掛け声で、手札の一番上のカードを中央に並べて置く。(台札)
⑤場札を見て、2枚の台札のどちらかの隣の数があったら上に重ねておく。
(Jの上に置けるのは10かQ、Aの上に置けるのは2かK)
⑥場札が減ったら手札から補充して常に4枚になるようにする。
⑦2人とも台札におけない時は、「スピード」の掛け声で続ける。
⑧先にカードを置き切ったほうの勝ち。
前提として勝負は2人でやります。
幼稚園児は、絵札(J~Kのマーク)と数が一致していないことが多いので、トランプになれるまでは絵札を除いてあげるとよいですね。
大人はもう 数の ”音” と ”数字” と ”具象” がつながっていますが、生まれてきて数年の子どもは、当たり前ですが少しずつ、何度も何度も経験して、ゆっくりつなげていきます。
いち
に
さん
し(よん)
ご
ろく
なな(しち)
はち
きゅう
じゅう
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
●
●●
●●●
●●●●
●●●●●
●●●●● ●
●●●●● ●●
●●●●● ●●●
●●●●● ●●●●
●●●●● ●●●●●
だから、勉強として急いで教えてはいけないのです。
遊びや日常生活を通じてゆっくりと楽しみながら数の概念を身につけていけばいいのです。
たま~に、子どもとトランプや将棋などをやるときに、コテンパンに負かしてしまう方(お父さんに多い)がいますが、それはやめておきましょうね。
子どもは楽しくないので遊びたがらなくなります。
わからないように手を抜き、勝ったり負けたりの良い勝負を演出しましょう。
あとこの ”トランプのスピード” の注意点ですが、幼児~児童期はなんでも速すぎるのはよいことではありません。
やり過ぎにはご注意ください。
我が家でも次男が年長の頃、家族で一番速くなってしまったので、別の遊びのほうに誘導しました。