子どもたちは ”銀行ゲーム” と呼んでいますが、金持ち父さんシリーズのボードゲームです。
楽しみながら ”お金” についての知識が身につきます。
やり方はとっても簡単ですので、次男が年長の頃から年に2~3回やり続けています。
毎月のお給料と支出、そこに”不労所得(ビジネス・不動産・証券等)”という概念を組み込み、止まったコマの場所に応じて”投資”をするかしないかを判断したり、強制的に無駄遣いをさせられたりしながらゴールを目指します。
ゴールは毎月の不労所得が毎月の支出を上回ったら。
このゴールは現実世界では ”経済的自由” と言われています。
私は息子たちに、”一生雇われて自由と引き換えにお金を稼ぎ続ける” 以外の方法もあることを教えてあげたい。
いろいろな働き方、生き方があることを教えてあげたい。
そのうえで、自分自身で判断して選んで行ってほしいと思っています。
このゲームでは、子どもたちが ”資産” と ”負債” の違いを分かりやすく学べるようになっています。
制作者の考え方はとてもシンプルです。
資産:あなたのポケットにお金を入れてくれるもの
負債:あなたのポケットからお金を取っていくもの
例えば ”一戸建て” を購入したとして、そこに自分が住んでしまえばローンの返済、固定資産税、修繕費等、ポケットからお金が出ていきますから ”負債” です。
賃貸用物件として他人に貸し出して、家賃収入から費用(ローン、税金、修繕費等)を引いてお金が残れば ”資産” で、費用のほうが多くてお金が残らずにポケットから出ていけば ”負債” になります。
私が社会人の頃、あまりの忙しさに ”衝動買い” をしたくなった時がありました。
頭に浮かんだのは ”外車” か ”中古のワンルームマンション” でした。
このゲームで遊んでいたら、私が ”外車” を選ぶことは無かったでしょう(苦笑)
乗る暇がないのに都内で数万円の駐車場、ハイオクガソリン、自動車税、自賠責保険、数年後に家族が出来てファミリーカーに買い換える為に半額以下で下取り…とびっきりの ”負債” でした。
きっと息子たちはそんな失敗はしないでしょう。
そうそう、おまけですがやっぱり算数の力もつきますね。
銀行役を誰か一人がするのですが、次男はやりたがるのでたまにさせていました。
「給料が1000ドルで、支出が720ドルね。1000ドル札1枚もらって、支出はこの1000ドル札で払うから、おつり頂戴♪」
というと、
「100ドル札2枚と50ドル札1枚と20ドル札1枚と…10ドル札1枚ね。あってる?」
なんてやり取りを小1の頃からしていましたので(笑)