わり算を習うと、計算問題を大量にやらされます。
しかも、九九、穴あき九九、わり算(九九の範囲)のプリントをセットで。
3×8= 4×9= 5×7=
というような問題をプリント一杯に
3×□=24 4×□=36 35÷5=
というような問題をプリント一杯に
24÷3= 36÷4= 35÷5=
というような問題をプリント一杯に
その3枚のプリントを見て、
「全部おんなじことじゃね~か!」と言った3年生がいましたが、本当にその通りだと思います。
わり算を習う3年生たちが、わり算の概念を教わった後にやらされるのは、全て掛け算九九の練習プリントなのです。
これらのプリントを大量にこなすうちに、導入時に教わったわり算の概念など吹っ飛んでしまい、わり算ってなに?と聞いても答えられない、または「九九」と答えるのです。
反復すべきはわり算のふりをした九九プリントではなく、わり算そのものを理解する機会を増やしてあげればいいんです。