環境設定の大切さは我が子も含めて、目の前の子どもたちを見ていればよくわかります。
しかしどんぐり倶楽部の環境設定の厳しさに、「あぁ うちは無理!」と断念してしまう家庭も多く、どんぐりがかえって広まらないのではないかという意見も聞きます。
確かに教室でも環境設定をあまり強く言わないほうが多くの人が来てくれます。
折角来てくれた家庭に、「これとこれをやめたら引き受けます」と条件をだし、結果として来てくれないというケースも減ります。
結果としてお断りした人たちに、どんぐり倶楽部を広められなかったことになります。
でも私はこう思っています。
環境設定なしの家庭は、どんぐりの本質にたどり着けずに子どもは大きくなり、そこそこの効果で「中学受験」「各種検定」その他いろいろな理由でどんぐりを離れていくケースが多く(あくまで私の経験ですが)、小6までやり続けたとしても、当たり前ですがしっかり環境設定をして育てた到達点にはたどり着けない。
私がどんぐりを知ったばかりだったら、
「テレビやゲームはあまりよくないから少な目にした方がいいですよ」
よりも
「テレビの不自然な時間の流れはよくありません。ニュースも危険な映像が刷り込まれるので危険です。」
「ゲームも単純な音と光の信号で、指を動かすだけで視覚から様々な動きが飛び込んできますから、異常な回路がつくられます。」
「それぞれ仮想世界の中の体験にすぎず、子ども時代に必要な自然体験、実体験に時間を奪う危険な代物です。」
「テレビゲーム、スマホなどは、幼児・児童に自由に使わせて良い代物ではありません。」
とはっきり言われたいです。
「学校の宿題は単純な繰り返しですから、あまり学習効果はないんですよね・・・」
よりも
「高速・大量・反復は考えない頭をつくる最悪の学習方法です。学校だけでもまずいのに宿題なんてさせていたら、じっくり考えられるはずがありません。親がやってください。」
とはっきり言われたいです。
小学●年生なら、のんびり失敗している余裕はありませんから即時にリセットしてください。
とはっきり言われたいです。
どんぐり理論の素晴らしさを知った時点から、できるだけのことをして我が子を育てたいと思います。
あとから、こうしていればもっと伸びたなどと後悔はしたくありません。
もちろん、どんぐりに出会う前にさせてしまったことは仕方がありません。
どんぐりを知ってからはです。
あくまでも私の場合はです。
まあそれでもテレビは週に3時間も見せていますし、学校の勉強に直結する部分はサボり気味ではありますので、「できるだけのこと」です。できないことはまあ仕方がありません(笑)
ただ、もしも私がどんぐり倶楽部を知ったのが息子が小3~ で、頭の健康診断が普通の反応だったら・・・
多分これに近いことをしただろうと思います。
そのほうが、次男三男にはもっと良い環境を用意できたでしょうね…