なぜ自分の頭で考えられないんだろう
なぜ言われたことしかやれないんだろう
なぜ自分で判断できないんだろう
高学歴なのに…。
一部上場企業で人事管理職をしていた頃に、新入社員たちに抱いてきた想いです。
もちろん全員ではありません。しかし、マニュアルがないと動けない、ネットで調べることしか出来ない、指示をひたすら待つだけ、おかしな指示が出ても疑問に思わず言われたことだけをやる若者のあまりの多さに危機感を持ちました。
地頭を鍛える学習教室は、 息子たちを指示待ち人間・マニュアル人間にしたくないという想いから作った教室です。
自ら考え行動できる人、地頭のいい人、人生を楽しめる人
そういう人間を育てるための教室です。
小学生のテストの点数をあげるのは簡単です。
(中学生もそれなりに簡単です)
テストに出る内容を徹底反復すればよいからです。
予想問題、類題を大量にこなせば、テストでいい点数が取れます。
しかし、そうしたパターン学習で点数をとってきた子、暗記と計算で点数をとってきた子というのは、考える力が育っていないので高学年、中学生から落ちこぼれることが多いです。
落ちこぼれてくると、塾で渡されるテスト対策問題を大量にこなして点数をとるしかなくなってきます。
そうすると、本当の学力と見かけの成績とのギャップが広がり、塾に依存し、他人に依存し、自分では何もできない人間になってしまいます。
それなりに名のある大学を出ても、試験に強いだけの子は社会に出た時に落ちこぼれます。大学入学までは塾や家庭教師の助けを借りて困難(受験・テスト)を乗り越えることができても、社会で試されるのは一人の人間力だからです。
教育業界に身を置く者として、子ども達が社会に出た時に役に立つ力を育てなければいけないと思っています。
決して目先のテストの点数や成績を追いかけて「自分の頭で考える力」を弱めてはいけないと思っています。