子育ては待つことが大事(日常)

 

子育ては待つことが大事です。

 

子どもが生まれてからしばらくの間は誰もがそういう見守り方をしているのですが、だんだん待てなくなってくるようです。

 

「うちの子まだ寝返り打たないなぁ~ ま、そのうちするでしょう。」だったと思います。

 

「寝返りが遅い、練習させないと!」とゴロゴロ寝返りを打たせた方はいないと思います。

 


ところが少しずつ、周りの声を気にして焦りだしてしまいます。

 

「△△ちゃんはもうしゃべりだした」

 

「●●ちゃんは2歳でおむつがとれた」

 

「◆◆くんは自分で洋服が着られるって」

 

つい、比較をしてしまうんですよね。

 

そのうちに ”はやく~ができること” に意識がいくようになります。

 

すると、”自分で立ち上がる準備をし、何度も失敗しながら立ちあがる” という成功体験を味あわせずに、”歩行器” をあてがうような子育てになっていきます。

 

子どもが 子どものペースで育つ” ことを邪魔してしまうんです。

 

子どものゆっくりした成長を ”待つ” ことが出来ずに、干渉を始めてしまいます。

 

子どもが自分のペースでいろいろなことを身につけていこうとすると、当たり前ですが時間がかかります。

 

やりたくない時にはやりませんし、親が決めた期限など考えてくれません。

 

大体のことは教えてたほうが早く出来るようになります。

 

急かしたり、ご褒美で釣った方が子どもは早く動きます。

 

子どものペースに合わせていたら、親子で遅刻をしてしまうわ!という方もいるでしょう。

 

それでも私たちが忘れてはいけないのが、”自律” 出来るように育てるということです。

 

アメとムチで動かしたり、親の決めた目標にあわせるというのは、”自律” ではなく ”他律” です。

 

子どもが自分で決めるから ”自律心” が育つのに、干渉ばかりしては言われなければ出来ない人間になってしまいます。

 

大事なことは何度でも繰り返し伝えて ”待つ” ことです。

 

ものすごく忍耐が必要ですが、我が子が初めて歩き出した日のことを思い出して、

 

いろいろなことを ”自分で出来るようになる日” を楽しみに待ちましょう。